自分の人生の意味 - ジョン・イッツォ氏の本を読んで - 駄文迷宮＋『コーヒーとサンドイッチの法則』公式ブログ

テーマは、「自分の人生の意味」についてです。

まず、誰もが自分の人生に意味を見出したいと望んでいることと思います。

これまで、何十年間も生きてきて、その自分の人生がまったくの無意味だったとしたら、それほど悲しいことはありませんし、何のために生きてきたのか、絶望してしまうことになるでしょう。

ただ、人生に意味を見出したいと望んだとしても、望んだからといって、勝手に見出すことができるかというと、それも違っていて、なかなか見出せるものではないことかと思います。

先日、ジョン・イッツォ氏の本『死ぬまでに知っておきたい人生の5つの秘密』という本を読みまして、ある文章を読んだあと、自分で自分の人生の意味を考えたとき、ひとつのヒントが見つかった気がしました。

それは、次のような文章です。

『じきに、きみにもわかるだろう。

　　きみは何ももっていくことはできないが、

　　　　　あとに何かを遺すことはできるのだ』

たしかに、自分も何も持っていくことはできないでしょう。

それは、誰もが同様で、世界的な大富豪であるウォーレン・バフェットやビル・ゲイツといった、どんなお金持ちでさえ、何も持っていくことはできないのです。

ただ、誰もが、あとに何かを遺すことはできるでしょう。

それは、教訓や教えといったものであるかもしれないし、理念や考え方であるのかもしれない。はたまた、知識や知恵といったものなのかもしれない。

それらの「何か」を遺すということができるということ。

それは、人生の意味を考える上で、ひとつのヒントとなるような気がしました。